●伝えることのむずかしさ

久々におもちゃ学芸員の活動について書こうと思います。

今月は2/12/15がおもちゃ学芸員参加日です。



どうやら1/31に赤ちゃん木育広場を特集したテレビ放送があったようです。

その影響もあり、館内は二歳以下の子供を連れたご家族でいっぱい!

四谷ひろば前のベビーカー置場もパンパンでした(^-^;)



参加している日は大抵『あかの部屋』を中心に三階の各部屋をぐるぐる回っています。

最近は三階の担当にしてもらえることが多くてありがたいです。


昨今のけん玉ブームもあり、けん玉に反応する子が多い印象ですが、

今回はコマも負けてないくらいの人気っぷりでした。


こっちの子にはけん玉を教え、その隣の子にはコマの投げ方を教え・・・。

普段ならもう少し見てあげられるのに、昨日は付添いのご家族も多く、

コマを投げるスペースがなくなるほどの混雑!

しかも保育園くらいの子が多いので教えるのも一筋縄ではいきません。

コツを伝えるも上手に理解してくれて目の前でできるようになった子は数人・・・。


お父さんお母さんも協力してくれることが多いのですが、やはり小学生以下の子に遊びを伝えるのは難しいですね。

どうしたらうまく伝わるか試行錯誤していますが、教える子によって伝わり方が違うので見極めが今後の課題です。



同じエリアにはキャストパズルといういわゆる『知恵の輪』も置いてあるのですが、

今回はこれについても質問が多かったんです。

このパズル、難易度が高すぎて学芸員では持て余してしまうほどなんです。

私の知っているおもちゃ学芸員さんの中には解き方(戻し方)を知っている人がいません。

もしかして、おもちゃ美術館内の誰も知らないのかもしれません(笑)

元の形を知っている人はいるのですが、それもほんの数人。

でも、形を知っているだけでは解けないのが知恵の輪です。

誰かがたまたま解いた状態でず~っと放置されて、元に戻せていないのが現状です(^-^;)

中にはパーツが無くなったことで完全には戻せなくなり、そのまま消えていったものも・・・。


『完成時の写真を載せてみては?』と提案したものの、ほとんどが高難度のパズル。

元に戻る日はまだまだ先になりそうです。







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コメント

  1. 伝承玩具は難しいですよね。
    でも、たくさん練習して成功したら感動も一入です。すぐにできなくても子供たちなりに楽しめたのならそれはそれで良いのでは?

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    1. そう、そうなんですよ。
      喜んでくれたならいいんですけど、『もう嫌!』って感じで行ってしまう子がいたりすると教えることのむずかしさを感じてしまいます。

      削除

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